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【NEWS】両生類のツボカビ病対策のお願い

2010-10-29
各 位
エキゾチックペット研究会より会員および獣医師の皆様に発信させていただいております。
会理事より緊急に下記の依頼がありましたので、みなさまよろしくご検討いただければ幸いです。
ご協力いただける方は
すずき動物病院 鈴木哲也
hakusuki@suzuki-ah.jp
までご連絡ください。
なお、本件につきまして、エキゾチックペット研究会では正確な情報を有しておりませんのでお問い合わせいただきましてもお答えできません。詳細につきましても上記宛お尋ねください。

----- Original Message -----
Subject: 両生類のツボカビ病対策のお願い
> エキゾチックペット研究会役員各位
>
> 明けましておめでとうございます。
>
> 早速ですが、緊急の対策が必要な事態が発生したため、皆様に対するお願いがあ
> ります。(長文ですがよろしくお願いします)
>
> 添付資料をみていただければある程度わかると思いますが、世界各地で両生類を
> 絶滅に追い込んでいるツボカビ病が、日本でも発生しました。
> これは人をはじめ哺乳類や、鳥類、爬虫類などにはいっさい影響を及ぼさないも
> のの、両生類に対しては壊滅的とも言える感染症です。
>
> 今のところ、日本では野生の蛙からは発見されていませんが、数カ所の飼育施設
> で飼育されている蛙において昨年12月発生が認められております。
> これがひとたび野外に出てしまうと、蔓延を防ぎようがなく、日本固有種の両生
> 類に多大な被害をもたらす恐れがあります。
> 水を介して感染が成立するため、被害が一気に広がる危険性が大です。
>
> このため、野生動物医学会、爬虫類・両生類臨床と病理に関する研究会、日本爬
> 虫類・両生類学会、トラフィックジャパンなどが中心となってツボカビ病に対す
> る緊急共同宣言が出される予定です。宣言が出されるとおそらくマスコミにも注
> 目されおかしなパニックを引き起こす恐れもあります。
> 飼育されている蛙が具合が悪いということで、野外遺棄されればまずアウトだそ
> うです。
>
> そこでお願いなのですが(以下、麻布大病理の宇根先生からのメールです)
>
>> 一般の愛好家がパニックを起こさないようにするために
>> (飼育放棄、遺棄を防ぐために)
>> 健康診断(皮膚のスワブのPCR無料)、不要動物の引取、
>> 相談窓口を設けたいと思います。飼い主にとって、手間が掛かったり、
>> 敷居が高い、遠いと駄目です。町のどこにでもいるやさしい獣医さんに
>> 相談するようにしたいのです。そこで、獣医師会を通して全ての獣医師に
>> 連絡がいくとしても、その獣医師がカエルを知る由もありません。
>> このため、本当に一般の獣医さんの相談にための
>> コア獣医師制度を作りたいと思います。ほんの少しの知識でも
>> 何もカエルを知らなくても、とにかく、カエルを守ろう!、自然を守ろう!
>> そのために、ボランテイアで、人肌ぬいてくれる獣医さんを募りたいのです。
>> そのような方のメールアドレスをお聞きして、こちらから最新の情報など
>> を逐次、送ります。マニュアルも簡単で、誰でもわかるものを用意します。
>> 飼い主から初めて相談を受けた獣医さんの相談に乗っていた抱ければよいので
>> す。動いてみないと度のようになるのかわかりませんが、そのような相談窓口
>> があると情報を流せるだけで、少しでも、パニックを軽減できるかと
>> よろしくお願いします。今、いろいろと資料を作っています。
>
> この、コア獣医師(一般の方や獣医師からツボカビ病に関して相談を受け付けて
> くれる開業獣医師)を募集しております。
> おそらく一般臨床家の元へカエルが来院することはあまりないとは思いますが、
> 学校飼育動物関連や、その他ちょっとした相談などを受ける機会はあると思いま
> す。
>
> 役員の皆様や、会員の方達で協力していただけると大変助かると宇根先生も申し
> ております。
> 協力いただける先生は私の方へ連絡いただければ詳しい資料や、検査用具などを
> お送りできると思います。また一般会員に対してこのことをアナウンスメントで
> きるとうれしいのですが、何か方法はあるでしょうか。
>
> どうか日本に野生両生類を守るためにご協力をよろしくお願いいたします。
>
> すずき動物病院 鈴木哲也
>
> hakusuki@suzuki-ah.jp
>

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